肌のタイプによって出やすい人と出にくい人がいます。
紫外線対策で日焼けに細心の注意を払っていてもシミが出来てしまう場合があります。できたシミはだんだん濃くなっていきます。シミが出やすい人はどんなにケアしていてもできてしまいます。
「シミ」も女性ホルモンの影響で起こる症状
この場合、紫外線対策で日焼けに注意していても女性ホルモンの乱れがあるとシミができてしまうことがあります。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量は、年齢と共に卵巣機能の低下で徐々に減っていきます。そのスピードはストレスや過労などが原因でさらに加速してしまいます。
女性にとって健康を維持するためにとても大切なエストロゲンが減少すると、分泌を司る脳下垂体や視床下部は性腺刺激ホルモンを刺激して、エストロゲンの分泌を促進させようと卵巣に指令を出しますが、その指令が同じエリアにあるメラノサイト刺激ホルモンにも影響を及ぼします。
メラノサイト刺激ホルモンとは、メラニン色素を分泌させるホルモンです。
このメラニン色素こそがシミ、色素沈着を起こさせる犯人です。
妊娠中にシミができやすくなる場合がありますが、これも妊娠によってメラノサイト刺激ホルモンが活性化しているためです。
できてしまったシミに対して女性ホルモン剤の補充では解消することはできません。低用量ピルやホルモン補充療法を行うと、メラニン色素を促す性腺刺激ホルモンの働きを促進してしまい、さらにシミを増加させてしまう可能性があるからです。
日頃からできるシミ対策は、ストレスや疲れで脳の働きを乱さないように努め、卵巣の働きを正常に保って、女性ホルモンの分泌を安定させることが大切です。
大人のニキビ:吹き出物も「シミ」の原因になります。
思春期はとっくに過ぎたのに、なぜか今だにニキビができる…これが多くの女性を悩ませる「大人のニキビ」です。
10代のニキビはおでこやTゾーン等のオイリーな部分にできやすいのですが、大人のニキビは頬から口のまわり、アゴにかけてのUゾーン等の乾燥する部分にもできるのが特徴。
原因は睡眠不足やストレス、化粧品があわないなどいろいろですが、いずれも厚くなった角質、皮脂、皮膚の汚れなどで毛穴がふさがれたところにニキビ菌がついて炎症を起こすことで発症します。
「最近、よくニキビができるなぁ…」と思ったら、それはカラダからのSOSのサイン!
こまめに洗顔し、お肌の乾燥を防ぐ充分なケアを心がけましょう。チョコレートなどお砂糖たっぷりのお菓子や、揚げ物など油の多いメニューはニキビを招くのでほどほどに。 また、便秘もニキビの原因になりやすいので、食物繊維は積極的に摂るようにしましょう。
炎症を起こしたニキビを放っておくと、ニキビそのものは治ってもニキビのあった場所にメラニン色素が沈着してシミになってしまうのです。
これを防ぐためには、早めの治療はもちろんですが、そもそもニキビをつくらないことが大切です!