「更年期障害」の症状と対策

女性特有の「」の原因と緩和、解消法とは!

「更年期障害」はなぜ起こるのか?

「更年期」:老化現象のひとつです。
「更年期」とは、生殖機能が働きを終えようとする前段階の時期のことをいい、更年期障害は老化現象のひとつです。
女性の更年期は閉経前後のおよそ10年間くらいの時期をさします。
一般に、生理(月経)が一年以上来なくなったらそれが「閉経」と判断します。
日本人女性が閉経を迎える年齢は、平均で51歳前後と言われています。

40歳を過ぎると卵巣の働きが低下して、女性ホルモンの分泌が減少します。
程度は様々ですが、この女性ホルモンの減少が原因で女性特有の体調不良を経験するようになります。
(実は男性にも「更年期障害」があることがわかってきています。)

更年期障害の代表的な症状」には、

頭痛、不眠、発汗、のぼせ、イライラ、めまい、肩こり

などがあります。


「更年期障害」はどのようにして起こる?

40歳を超える中高年の年代(閉経前後)になって、女性ホルモンを分泌する卵巣などの生殖器官の働きが低下し始めている段階であっても、しばらくの間は脳の視床下部が、ホルモン分泌の指令を出し続けます。

視床下部は自律神経に直結しているので、この時の視床下部の高ぶりが女性の身体や心の状態に乱れが生じさせます。
イライラ、肩こり、血圧の異常や不眠、頭痛といった更年期障害の症状として、あらわれることになります。

「更年期障害」の症状は人によって個人差があります。



更年期障害が起こる可能性は70%以上

更年期に入る女性であっても、ほとんどいわゆる更年期障害の症状を感じずに過ごす女性もいます。(全体の1/4)
しかし、7割以上の女性が何らかの更年期障害の不調を抱えています。
このうち、病院での受診が必要になる女性は1割~2割弱いると言われています。

以前の医療現場では、更年期障害が起こるのは仕方がないことで、病気ではないと判断され、大した治療を受けることもできず、我慢しなければならない例も多くあったようです。

しかし現在は、快適に更年期を過ごすという観点が見直され、つらい更年期障害を緩和、解消する治療法が開発されています。(女性ホルモン補充療法(HRT)、漢方薬、ストレッチ、ハーブ、食生活改善など)

医療の進化と様々な発見、研究がなされており、更年期障害の不快な症状を緩和する方法が試されています。
女性ホルモンの低下を補って、自律神経を安定させるために、健康食品の活用や食生活の改善、日常生活の習慣の見直しなどを図り、更年期を健康で快適に過ごすことが可能になっています。

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