自分でも気づきにくい「ドライアイ」
目が疲れやすく痛んだり、まぶたが張り付く、頭の奥まで痛んだり、あるいは何となく眼に不快感を感じるという人が増えています。テレビ、パソコンなどに囲まれ目が酷使される現代では、疲れ目など目に不快感があると、仕事だけでなく、日常生活でも大変不便を感じます。
このような疲れ目などの原因として、ドライアイが考えられます。
目の不快感は、実は目を使い過ぎたためばかりでなく、もしかしてドライアイが原因かも。
ドライアイは自分では気がつきにくく、なんとなく目が疲れる、といった症状で病院に行く人が多いが、放置しておくと眼病のもとになるので、早めに診察を受けることが大切です。
女性ホルモンの不調でも起こるドライアイとは!
女性特有のドライアイの症状は、卵巣機能が低下して、女性ホルモンのバランスが乱れると、目の乾きや目の疲れが起こる事があります。
これは、更年期になるとあらわれる症状でもあります。
女性の場合、瞳の潤いを保つのは、女性ホルモンである、エストロゲンの働きによるものです。エストロゲン(抗酸化成分)が低下すると、目が疲れたり、ドライアイの症状としてあらわれます。
目が疲れて涙がでるのは、目が乾いているからです。
これがつまり、ドライアイというわけです。
イライラや冷え、ほてりなどの更年期障害の症状に伴って、ドライアイの症状がある場合、原因は女性ホルモンの低下にあると考えていいでしょう。
かすみ目や目の調整機能の低下なども女性ホルモンによるものです。
女性ホルモン以外の原因でもドライアイは起こります。
涙が減少する病気、高齢者、薬の影響、エアコンなどがドライアイの原因になります。加齢、夜間、ストレスなどで涙の量が少なくなりドライアイになります。まばたきが少ない人、部屋が乾燥している時、コンタクトレンズをつけている人、アレルギー性結膜炎の患者は、ドライアイになりやすいのです。ドライアイの主な原因をまとめると 、以下のようになります。
涙の質・量の低下をきたす場合
高齢者
夜遅くまで起きている人
ストレスが大きい人
降圧剤や精神安定剤を服用している人
涙が蒸発しやすい・まばたきが少ない場合
コンピューター、ワープロ、テレビを見過ぎる人
眼を酷使する人