白髪の予防!
白髪の生える年齢でもないのに、白髪染めや白髪専用のシャンプーが手放せない、また、髪が細くなったり、髪の張りやコシがなくなって、まとまらなくなってきたなどの症状があらわれる女性がいます。
白髪の原因のひとつに色素幹細胞毛が発見されています。
色素幹細胞とは、毛髪に色をつける色素細胞(メラノサイト)のモトとなるもので、これまでは理論的には存在するといわれてきたものの、実際は存在や場所の確認ができていませんでしたが、この発見によって白髪のできる仕組みの解明がさらに一歩進むものと期待されています。
もうひとつは、花王の研究グループが発表した白髪の発生と特定遺伝子の量との関係。毛髪の根元にあるたんぱく質FGF(繊維芽細胞増殖因子)をつくる遺伝子の量が減ってはたらきが悪くなると、髪に色をつける色素細胞(メラノサイト)の増殖力や毛髪細胞の自然死を回避する能力が低下して白髪になるというもので、花王はこの成果を元に、白髪の予防剤などの開発をめざしてさらに研究をすすめています。