「更年期障害」の治療の流れ
検査の結果、「更年期障害」と診断されると、いよいよ更年期障害の治療を開始します。
更年期障害の治療では、女性ホルモン補充療法(HRT)や漢方による薬物治療、身体や心の状態を緩和、解消するためのカウンセリング、必要なら生活習慣の見直しと改善のための指導など、が治療として行われます。
ホルモン補充療法は、乳がんのリスクが高まるという報告(アメリカ)があるため、ホルモン補充療法を受けている女性は、毎年、乳がん、子宮がん、卵巣がんの検査を受ける必要があります。
ホルモン補充療法(HRT)について
医師によって、更年期障害は病気ではないため、ホルモン補充療法を積極的に進めないケースもあるようです。食生活や生活習慣を改善することで症状を緩和する方を優先するという考えがあるためです。
しかし、現在では、大変多くの女性がホルモン補充療法を受けて、快適な更年期を過ごしているのも事実なので、どのような治療法がよいのか、ご自身の希望を医師に伝え、納得したうえで治療にあたることが大切です。