「更年期障害」の症状と対策

女性ホルモンとは!

女性ホルモンについて

「女性ホルモン」とは、どんなホルモン?

◆エストロゲン(卵胞ホルモン)
エストロゲンは「女性らしさ」をつくるホルモン。
感情や骨、皮膚、筋肉、脳、関節などはもちろん、子宮や乳房などを発達させる役目をしています。
思春期からエストロゲンの分泌量が多くなっていきます。
エストロゲンによって女性らしい身体つきが作られています。

◆プロゲステロン(黄体ホルモン)
これは妊娠を助ける女性ならではのホルモンです。
妊娠していない時は子宮の内部を掃除する役目を果たすホルモンです。
受精卵が子宮内膜に着床すると妊娠を助けるために子宮内膜の状態を妊娠を保つために整えてくれます。

また最近では、感情や自律神経、皮膚や骨、粘膜、筋肉や関節、そして脳の働きまでもこのエストロゲンが少なからず影響していることがわかってきています。

女性ホルモンのバランスについて

ホルモンバランスとは、視床下部と下乗体、卵巣( 子宮 )が連携し行なう、 女性ホルモン( 卵胞ホルモン、黄体ホルモン )のコントロールのこと。 このバランスが乱れてしまうと、肌のトラブルやボディラインの崩れはおろか、 生理不順やお肌のトラブルなど、様々な不調の原因となります。

「女性ホルモン」と女性特有の様々な不調、症状との関係とは



女性に起こる女性特有の症状の原因について

女性ホルモン分泌を指令する脳の視床下部、下垂体は非常にデリケートです。仕事や家庭での問題、恋愛、失恋などによって脳がストレスを受けるとこの視床下部や下垂体の働きが乱れ始めます。
女性ホルモンの司令塔である視床下部や下垂体の働きが乱れると女性ホルモンの分泌自体にたちまち影響を及ぼして女性特有の不調の原因となってしまいます。
この乱れは女性ホルモンだけではなく、その他の副腎皮質ホルモンや甲状腺ホルモンなどにも連動してホルモンバランスを崩してしまいます。

こうなると、全身の機能に変調をきたして、さらには体だけではなく、心の働きにも影響を与えます。
ホルモンとは、このように非常にデリケートで微妙なバランスを保ちながら働く機関であるといえるのです。
できる限り、ストレスを軽減し、たまったストレスは解消する方法を身につけることに心がけなければなりません。

女性の健康と女性ホルモンの役割について

女性の体調の乱れは女性ホルモンの乱れのサイン

女性には毎月1回の排卵というビッグイベントがあります。
このイベントによって女性の身体と心は女性ホルモンの働きを元に大きく左右されています。
完全に健康な女性であっても女性ホルモンの影響を避けることはできません。

たたでさえ女性ホルモンによって激しく変化する女性のからだに、もしさらに精神的なストレスが加わったらもう大変!!

女性ホルモンの分泌を促す脳の視床下部、下垂体はメンタルな影響を受けやすいといわれています。
ゆえにストレスに対しても敏感に反応してしまう器官です。
これにより、ストレスにさらされている女性は女性ホルモンの分泌量だけでなく、生理にも異常が現れます。
生理不順等の異常がある場合は、女性ホルモンのバランスが崩れていることが疑われるのです。

また、女性ホルモンや脳は、食物による栄養補給状態にも左右されることがわかっています。
無理なダイエットが危険!とされるのはこのためです。

ダイエットなどによって一気に体重を落とした場合、脳が生命の危機を察知します。
脳は生命維持を最優先とするため、生命維持以外の機能を強力にストップさせます。生きるために生殖機能は後回しにするので卵巣への女性ホルモン分泌の指令も抑えられ、そのために排卵もなくなり、生理もこなくなってしまいます。

このように生理は女性の身体と心の状態をあらわす重要なバロメーターともいえるのです。
女性には生理という大変わかりやすい身体のサインがあります。生理に異常があるときは女性ホルモンが乱れている証拠。
女性の体調の崩れは女性ホルモンの乱れの警告であるといえるのです。

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