吹き出物が出来た時の食事
女性の顔や背中、あごや口周りなどにできる吹き出物やにきびは、女性ホルモンのバランスを整えることで治まります。排卵から生理前までの期間にできる吹き出物やにきびは、血行をよくすることや冷え対策が必要です。
生理前に出来る吹き出物は、月経前症候群の症状でもありますので、低用量ピルで女性ホルモンのバランスが安定すると治ります。
生理の出血量が多い過多月経の場合にも吹き出物やニキビがあらわれることがあります。中用量ピルの服用で生理を安定させて吹き出物を抑える治療法もあります。
また、どんな食事をとるかで当然ながら肌にもさまざまな影響がでます。
栄養の偏った食事をしていると、肌荒れも吹き出物もひどくなります。
特に、
ビタミンA(にんじん、ほうれん草)、
ビタミンB2(納豆、チーズ、牛・豚レバー)、
ビタミンC(イチゴ、レモン、パセリ)、
ビタミンD(サンマ、イワシなどの青魚)、
カルシウム(牛乳、ゴマ、煮干し)
が不足すると、肌荒れを起こしたり、吹き出物が出来やすくなります。
吹き出物がひどいときは、日頃から積極的にこれらの栄養を取るようにしましょう。
また、便秘も身体に毒素を溜め込んでいるようなものですから、吹き出物を悪化させる要因になります。
洗顔には注意!
ぬるま湯で洗顔しましょう。まず、お湯だけでさっと洗い、次に石鹸などを手の平でよく泡立ててから顔全体を洗います。小鼻や額など、皮脂がよく溜まりやすいところを重点的に、指が軽く触れるぐらいの状態でマッサージするように洗います。洗顔用スポンジを使うとさらに効果的です。あとは石鹸をしっかり洗い流します。石鹸が残っていると、そこから吹き出物が出来る可能性もあるので気をつけましょう。そして清潔なタオルでしっかり拭いて下さい。使ったスポンジは濡れたまま放置しておくと雑菌が繁殖するので、しっかり乾かしましょう。
また、洗顔のし過ぎに注意をしてください。メイクをしっかり落とすことは大切ですが、洗い過ぎは肌の乾燥を招いて、さらに吹き出物を治りにくくする可能性があります。強い力でゴシゴシこすったり、1日に何度も洗顔をする必要はありません。そして洗顔後はすばやく保湿を行い、ビタミンCなどの栄養分を与えて、皮膚の抵抗力や回復力を高めてあげましょう。できてしまった吹き出物は自分でつぶさないことも重要です。指や爪でつぶすと皮膚に傷が付き、爪の中の雑菌が混入しやすくなるため、悪化させるだけではなく、瘢痕(はんこん)や色素沈着を残す原因にもなります。あまりに症状がひどい時は医療機関で医師の診察を受け、あなたに適した治療法やお手入れの方法をアドバイスしてもらいましょう。
吹き出物やにきびがある時は、寝具にも注意しましょう!
顔に触れるものが清潔でなければ、いくら洗顔しても意味がありません。タオルはもちろんのこと、意外と忘れがちなのが寝具です。枕カバーや布団カバーは、髪が触れるので雑菌がつきやすいもの。顔の触れる部分には清潔なタオルをあて、こまめに洗って清潔にしておきましょう。また、乳液などをつけてすぐは肌が濡れたままなので、寝具の雑菌が付着しやすくなります。 30分から1時間ほどしっかり肌になじませてから、布団に入るようにしましょう。