「物忘れ」を解消、緩和するサプリメント、アロマオイル
もの忘れ、記憶力の低下を伴う、のぼせ、イライラ、肌の乾燥などが見られる時には、エストロゲンを補充する治療法が有効です。
また、20代、30代の若い女性なら低用量ピル(女性ホルモンのバランスをコントロールできる)でも効果があります。
エストロゲンは女性の脳を守る働きがあります。
アルツハイマーの予防にも女性ホルモンであるエストロゲンが使われています。
また、日常生活でも卵巣機能や脳の機能を低下させない工夫が必要です。
例えば、食事はよく噛んで食べる(咀嚼は脳を刺激します)、手足をよく動かすなどを日頃から意識して習慣化していくことが大切です。
アロマで脳を活性化!
アロマオイルの香りで脳を活性化させることが出来ます。
脳の働きを高めるアロマオイルは、
ローズマリー
ペパーミント
ジュニパー
アロマポットで香りを楽しみましょう。
脳を刺激する香りの有効性は、理論的にも実証されています。
アロマオイルの香りで脳をリフレッシュしましょう。
脳の働きを高めるサプリメント:イチョウ葉エキス
脳の血行を促進して、脳の働きを活性化します。
血行をよくするサプリメントなら、他にも
ビタミンE
ピクノジェノール
なども効果があります。
脳の伝達物質であるリン脂質を補給することも脳には有効です。
DHA、EPA(いわしなどの青背魚の油)に多く含まれています。
ちなみに、DHAやEPAなどは、すぐに酸化してしまう性質があります。
効果的に摂るならやはりサプリメントがお勧めです。
食事から摂るなら、いわし、さば、アジなどの青背魚の新鮮なものを選んで食べましょう。
刺激的な毎日に努める!
アメリカのケンタッキー大学で101歳で亡くなった女性の脳を調べてみたところ、脳は明らかに萎縮し、ベーターアミロイド蛋白や老人斑が出ている「アルツハイマー」の脳でした。しかし、88歳まで数学の教師をし、引退後は積極的にボランティア活動を行っていたその女性は、101歳で亡くなる前まで非常に知的で、テストなどもしっかりできていたそうです。
「アルツハイマー病」も30%程は遺伝的なもので、避けられない部分もありますが、それを上回る積極的な社会的な活動で、症状が表面に出ないまま生涯を送ることも可能です。いろいろな人と交流をすること、刺激的でユーモアのある楽しい生活を送ることが、知的な機能を保ち「もの忘れ」や「痴呆」を防ぐことに繋がります。
もの忘れの段階を知る
高齢化社会になるに従い、自分は「痴呆」なのではないかと心配される声が多く聞かれるようになってきました。それらに対し、「単なるもの忘れ」なのか「痴呆の初期」なのかという正しい診断が必要になってきます。
最近では、「年齢相応のもの忘れ」と「痴呆」の間に「MCI(mild cognitive impairment)」という段階があるといわれています。MCIは、「軽度認知障害」というもので、標準よりもかなり物忘れがひどい症状です。しかし通常の日常生活には支障はありません。これは4、5年程経過していく内に、本当の「痴呆」になってしまう人もいれば、そのままの状態を保っていく人もいるため、注目されている症状です。
現在では、「もの忘れ外来」「メモリー・クリニック」「シルバー外来」などと呼ばれる医療機関が増え、ニーズも非常に高まってきています。ここでは、「長谷川式テスト」や「かなひろいテスト」などや、画像で脳の萎縮を調べる「MRI」「CTスキャン」などさまざまな検査方法があります。
自分1人で心配していてもストレスを溜めてしまうだけなので、医師の正しい診断を受けることをおすすめします。それが早期発見のポイントでもあります。