ドライアイの治療と対策とは!
女性ホルモンが原因のドライアイの治療と対策としての基本は、ストレスをためないことが肝心です。女性特有の症状が他にも出ているなら、女性ホルモンのバランスを整えるために低用量ピルやホルモン補充療法(HRT)が有効です。
ゆっくり休む、リラックスできる時間をできるだけ持つことはドライアイの症状には大切です。
涙腺は、リラックスした時に優位になる副交感神経によってコントロールされています。リラックスすることで涙が出ます。逆にストレスなどで緊張していては眼が乾くばかり。
また、車の運転中は無意識に緊張が高まり瞬きも減少し、更に眼が乾きます。風が眼に直接あたるのも避けるようにしてください。
あわせて、ホルモンの活性化をはかるサプリメントを併用してみましょう。
ブリーベリー成分やカロチンが含めれるサプリメントは、目にはよい色素を補う栄養素が含まれています。
目薬を上手に使いましょう!
目を乾燥させないためにはやはり目薬。
目薬にもいろいろな種類があります、いちばんいいのは眼科で処方してもらうこと。市販されているものは防腐剤が入っていないものを選ぶよう注意します。
通常、目薬は開封した後に非常に細菌感染を起こしやすい構造になっており、カビが増殖しやすいため防腐剤が入っている事が多いのです。目薬を使用したときに眼にしみると感じるのはこのため。
ドライアイの場合には、目の表面に傷がついている場合が多く、また防腐剤を洗い流すだけの涙が足りないために悪影響を及ぼす場合もあります。防腐剤が入っていないかどうかを確認してから購入し、開封後は早めに使い切るようにしてください。
ドライアイ対策~目の体操で眼精疲労を解消しましょう!
まばたき体操
まず、ギューとかたく目を閉じます。パッと開いたら連続10回まばたきをします。
再び閉じ、パッ。そして、まばたきを10回。これを3回繰り返します。
眼球をグルグル回す体操
これも、まず目をかたくギューと閉じます。パッと開いたら、絶対に顔は動かさず、視線だけを右端に向けます。2秒見たら視線だけを下に、次に左、上へと時計回りで一周します。三周したら、今度は左から右、右から左、上から下、下から上へと対照的に視線だけを動かします。約3分くらいで十分です。
定点定物凝視法
仕事中でも少しの工夫でできます。
まず、手元の書類を2秒くらい見つめます。次に、視線を外の景色に移し5秒くらい。
これを繰り返します。だんだん、見る時間を短くしていき、近くと遠くを1秒ずつパッ、パッと切り替えながら行います。
目の疲れ具合により、全体がかすんだりすることがありますが気にしないでください。あくまで、近くと遠くを交互に見つめることが重要です。
肝臓をいたわって目に栄養を!
目の機能に影響を与える重要なビタミンはビタミンAとビタミンB群。
ビタミンA
目のビタミンともいわれ、角膜や網膜の細胞や角膜表面を保護する細胞を活性化させ、新しい細胞を作る役割があります。目の若々しさを保つには、必要不可欠なビタミン。特に30才代より摂取を心がけてほしい栄養素です。
【多く含まれる食品】
・レバー、うなぎ、卵黄、バターなどの動物性食品
・ホウレン草、ブロッコリー、小松菜、ニンジンなどの緑黄色野菜
・ブルーベリー
ビタミンB群
ビタミンB1、B12は視神経の働きを高めて、視力低下を防ぎます。
【多く含まれる食品】
・豚肉、牛レバー、うなぎ、乳製品などの動物性食品
・さば、いわし、かつおなどの魚類
・玄米、ごま、大豆など
ビタミンB2、B6は網膜の働きを助け、眼精疲労による充血などを改善します。
最近、市販されてるサプリメントでも代用できるので是非これらの栄養素を積極的かつ効果的に摂取してもらいたいと思います。
また、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEとその吸収を高めるコエンザイムQ10のサプリメントは女性ホルモンのバランスを整えます。
肝臓の血をきれいにして、目の毛細血管にきれいな血液をおくることが大切。
アーティチョーク
ウコン
バラ
などのハーブサプリで、肝臓機能を高めましょう。
植物の色素成分は、目にいい!
目にいいことで知られるブルーベリーに含まれるアントシアニンは、目の疲れを軽減して、目の機能を高めます。
ブルーベリーは、果実をそのまま、ジュース、お茶などで摂るようにします。
また、カロチノイド(菊の花やカレンドラの花など)も目には有効です。
乾物のクコの実は血をきれいにする働きがあるため、目の疲れを取ります。