天然ハーブと食材でで鉄分の補給しよう!
花粉症対策で最近知られるようになった、
イラクサ(ネトル)
は鉄分補給にぴったりのハーブです。
クレソン、パセリも鉄分を多く含む食材です。
ミネラルを豊富に含む海藻やひじきも鉄分補給に優れています。
金針菜(きんしんさい)(中国産の乾物)は今、注目の食材です。
ほうれん草の20倍の鉄分を含むといわれています。中国食材売り場や乾物コーナーにおいてあります。
ゆでたり、炒めたりして食べます。
いちどお試しください。
貧血を緩和する食材は
レバー
鉄分の不足によって起こる鉄欠乏症貧血には、鉄分を含んだ食べ物が効果的です。
鉄分の宝庫といえるのがレバー。
牛のレバーは100g中4mg、とりのレバーは9mg、豚のレバーにいたっては13mgもあります。
しかも肉類からの鉄分吸収率は15~25%と非常に高いので、貧血を治すにうってつけの食べ物なのです。
とはいえ、コレステロールの含有率が多いので食べすぎは禁物。
ほかの食品と組み合わせ、バランスよく食べるように心がけましょう。
また、鉄分を多く含む食べ物を取ったあとは、鉄分の吸収を妨げるコーヒーや紅茶などは飲み過ぎないようにします。
ほうれん草(ホウレンソウ)
ほうれんそうには100g中3.7mgの鉄分が含まれており、野菜の中では多い部類に入ります。
鉄分吸収率は肉類に比べると低いのですが、鉄分の吸収を促進するビタミンCが豊富に含まれている点が大きな魅力。
ゆでたり、いためたり、いろいろな調理法で大量に食べられるのも利点です。
しじみ
鉄分と並び、造血作用があるのがB12。しじみにはこのB12が多量に含まれているうえ鉄分も100g中10mgも含まれています。
主成分は良質のタンパク質。
これは骨髄で血液をつくる機能をアップさせます。
鉄分、ビタミンB、タンパク質がバランスよく含まれたしじみは、貧血を改善するには格好の食べ物といえるでしょう。
パセリ
パセリには100g中9.3mgの鉄分が含まれており、野菜の中ではトップクラス。
鉄分の吸収を促進するビタミンCも100g中200mg含まれており、高い薬効が期待されます。
その他のビタミン類やミネラルも豊富で、貧血を改善するのはもちろんのこと、妊娠、授乳中、生理時にも積極的に取り入れたい食べ物です。
とはいえ、一度に多くの量を食べられないのが、パセリの難点。
他の食品と組み合わせたり、調理方法を工夫するなどして、できるだけ口に入れるようにしたいものです。
はちみつ
100g中鉄分が0.8mg、ビタミンCが3mg含まれています。
しかも、エネルギー量が豊富ですから、貧血気味で疲れやすい人にはぴったりの食べ物。
ちょっと疲れたなというとき、スプーン1杯分ほどなめると、元気が。
れんこん
れんこんも鉄分を比較的多く含む食べ物です。
しかも、鉄の吸収をよくするビタミンCが100g中55mgも含まれています。
これはこれだけで1日に必要なビタミンをまかなえるほどの量。
貧血に効く食べ物というと、レバーやパセリなど食べにくい物が多いですが、れんこんなら調理方法もバラエティに富み、抵抗なく食べられるはずです。
もやし
血液中のヘモグロビンは鉄色素とタンパク質から成り立っており、貧血を改善するには鉄分をとるのと同時に、タンパク質も補給しなくてはなりません。
もやしには植物性のタンパク質が豊富に含まれているうえ、ビタミンCや鉄分も豊富ですから、貧血の予防に有効な食べ物といってもいいでしょう。