女性ホルモンの補充で症状が緩和
女性ホルモンの低下によって起こる更年期障害での関節痛には、低用量ピルがよく効きます。低用量ピルを服用することで、プロゲステロンとエストロゲンのバランスが改善され、体内で不足している女性ホルモンを補ってくれます。
50代以上の女性で、低用量ピルではホルモン量が多すぎる場合は、エストロゲンを単剤で補充したり、ホルモン補充療法などの治療方法もあります。
また、漢方薬での治療も有効です。ご自分にあった治療方法を医師と相談の上でみつけてください。
骨や関節に対する負荷をやわらげるのは筋力。加齢などにより筋力が低下すると、関節にかかる負担が増加します。水中ウォーキングなどあまり関節に負担がかからない適度な運動で、筋力の低下を防ぎましょう。また、ひざが悪くなるほど、歩かなくなってしまいがち。しかし、関節は動かさなければ余計に萎縮が進み、ますます関節周囲の筋力も低下してしまいます。こうした悪循環に陥ることがないよう、日頃から体を動かすように心がけましょう。
また、体重が増えると、それだけ関節への負担も大きくなり、痛みも増幅します。栄養のバランスをとりながら、食事の量をコントロールし、肥満を防ぎましょう。軟骨や骨の構成成分であるコラーゲンや、骨の基礎を作るカルシウムなどを多く含む食事にも心がけるとよいでしょう。
女性特有の関節痛に効くアロマオイルとは!
ラベンダー
ローズマリー
カモマイル
ペパーミント
ユーカリ
ジュニパー
ジンジャー
などで、マッサージオイルを作って、ホルモン補充療法と並行して肌にすりこむようにマッサージを行います。リラックス効果も期待できます。
軽い運動やストレッチで関節や骨を動かすように心がけます。
関節は動かさないとますます硬くなってしまいます。
食事の内容にも気をつけて!
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含んだ食品を選ぶようにします。
パセリ、クレソン、イラクサ(ハーブ)などがそれ。
もちろん、海藻類にもミネラルが多く含まれています。
しょうがは身体を温め、発汗を促して痛むを和らげる効果があります。
足湯におろししょうがを入れてもいいです。
しょうがは漢方薬にも広く使われています。
これらの栄養分は、食事と並行して、サプリメントで補うとなお効果的です。
半身浴や足湯を習慣に
半身浴や足湯は、新陳代謝を高め、老廃物を排出させ、卵巣機能の働きを助ける最も簡単で手軽な治療法です。