女性特有の腰痛だけでなく、筋肉疲労による腰痛の日ごろからできるケア方法は、お風呂。
身体を温めることが一番です。
とくに半身浴、腰湯がおすすめです。
また、入浴後の温湿布で腰痛を和らげることができます。
夏でも腰に痛みがあるならカイロや温湿布を使いましょう。
お風呂でのマッサージ
背骨から指2本分左右でウエストラインにある腎兪、そこからさらに指3本分左右の志室、腎兪から指4本分下の大腸兪、腎兪から指2本分上の三焦兪を湯船の中で指圧しましょう。
両手を腰にあて、親指の腹をツボにあてて湯船の端にひじをつけて上体をそらせると、ツボに圧が加わります。
これを3~5回くり返します。
湯船の中では、背骨にかかる負担を少なくするために正座をします。
湯からあがったら、背中や腰、肩に、45~50度くらいの熱めの湯をシャワーで勢いよくかけると、さらに血行がよくなり効果的です。
アロマオイルでマッサージ
ジンジャー、ローズマリー、ラベンダー、マジョラムなどのアロマオイルは身体を温めてくれます。
腰周辺を軽くマッサージしても効果的です。
腰痛の時の食材選びでは、豆類はかかせません。
豆は肝臓機能を高めてくれるので血液を浄化し、血行促進に効果があります。
大豆、小豆、黒豆などを味噌汁やスープに入れたり、煮豆にして食べるのもいいでしょう。
(ヒント)
温めた方がいいか、冷やした方がいいかは、腰痛の種類と症状によって異なります。
慢性の場合は温める、急性で炎症のある場合は冷やすと覚えてください。
急性の腰痛は、一般的には冷やす方法が主になります。テニスやゴルフなどの激しい運動をして腰を痛めた場合も、冷やした方がいいことが多いものです。
慢性腰痛は、ほとんどの場合温めます。
腰に炎症が起きていることが明らかな場合は、炎症が落ち着くまで冷やし、落ち着いたら温めます。